ブルームーンでミニマムーン。2020年のハロウィンは奇跡の満月ナイト。
ブルームーンはひと月に二度の満月、ミニマムーン(マイクロムーン)は一番小さく見える満月のことだそう。
そんな美しい満月の夜、かねてから行きたかった伊吹山(1377m)ナイトハイクへ。
当初6名の予定だったのが、その日来れるメンバーは
登山のベテランと、たまーに低山登る程度の友人とわたしの3人。
体力的な不安もありつつ、気温的にもラストチャンスかな、と 決行することに。
午前1時半すぎ、登山開始
歩きはじめてすぐ「ライトが点かない!」というハプニング・・
まっくらやみの夜の登山には足元を照らすヘッドライトが必須なのです。
そういや 電池の確認をしたのは、想定外の雨で中止になった2か月前。
直前チェックを怠った、痛恨のミス!
電池を入れなおしても点かず、とりあえず一合目まで登り、
予備の電池(万一のために、当日昼間に買いに行って正解)に替えてことなきをえましたが
なにごとも準備が大事だと実感。
水分補給にOS-1、足が吊った時のために芍薬甘草湯、靴づれにはケアリーヴ
(全てうちの薬局で売ってますよ)と完ぺきなつもりだったのに。
一合目で確か標高420mほど。賤ケ岳くらいかな。
足元悪かったこともあり、予想以上のしんどさ・・・・
小学生のときは身軽に登ったのに、遠い過去。
登り切れるのか不安になっていたところ、ぴょんぴょんはねるかわいいひとが出没。
なんと、野ウサギに遭遇!めちゃくちゃ可愛かった。がぜんやる気がでる。
6合目あたりになるともう月明かりで歩けます。
自分の足でここまできたと思うと、景色も格別。
その日の日の出は6:18
結果的には山頂目前で暗雲立ち込め、ご来光は拝めず。
それが目的だったはずなのに、まあいいや、ねむいし お腹すいたし。
とにかくあったかいもの食べたい。
山の上は極寒なので、持ってきた衣類を全て着込んで
持ち寄った材料でキムチなべして雑炊。パンにフルーツ、ホットワイン。
ちなみにアウトドア用の鍋やバーナーは持っていなくてベテランが全て持ってきてくれました。
あとでザックを背負わせてもらったら自分のザック(推定7~8キロ)でも重いと思っていたのに
その倍くらいあるんじゃなかろうか。よくこれでスタスタ登れるなあと感心する。
わたしは余裕が無くて足元ばかり見ていたけど、山歩きのベテランがいたおかげで
うさぎや鹿にも会えたしいろんな発見があり楽しかった。初心者の登山に付き合ってくれた彼には感謝しかない。
下りは、疲労と眠気のなか。
予定より時間はオーバーしたけど、みなケガもなく無事下山。
達成感と爽快感。満月に見守られながらのナイトハイク、最高でした。
今日も、伊吹山がきれいです。
山頂を見上げて、当たり前のことですが
なんの手段も使わず ただこの二本の足だけで
あんなに高い所まで行けるんだ、とうれしいきもちになります。
とにかく一歩前へ。
ご来光は、また来夏トライってことで! 担当 I