台風5号が残したもの

 

暑い日が続きますが、元気にお過ごしですか?

 

久しぶりに台風が日本列島を直撃し、その影響で長浜市では、姉川が氾濫して大きな被害がでました。

私の住んでいるところにも、深夜0時過ぎ「避難勧告」が発令されました。防災無線がなり、市役所から連絡がありました。どきどきする気持ちを抑えながら、とりあえず荷物をつめてこどもたちを起こし、避難所へ行くべきか、とどまるべきか、テレビや消防の情報を集めながら過ごしました。同時に、主人は自治会長をしているため、役員さんを緊急招集し、手分けして町民に1軒1軒連絡し、避難所の様子や被害情報を集めていました。町民の中には、すでに避難されている方もいました。徐々に被害状況がわかってきて、午前3時、避難の必要まではないだろうという判断にいたりました。

 

生まれて初めて、実際に「避難」するとなって、感じたこと・・・

 

1つ目は、持ち出すものは「自己中」で!

水・食糧は、避難所にあります!

正直、普段旅行する時の持ち物でいいと思います。着替え・薬・メガネなど、自分用に合わせてあるものを優先に持ちましょう。貴重品は普段財布に入っている程度(現金・保険証・免許証(個人を判別するもの)、クレジットカード)で問題ないのでは?携帯電話には充電機もお忘れなく。

 いろいろ持っていきたい気持ちはありますが、荷物が重くて逃げられなければ意味がありません。それから、荷物は個別につめると良いと感じました。

 

2つ目は、避難はみんなで「協力」して!

避難所についたらまず聞かれるそうです。「どちらのどなたですか?」

安否確認が最優先されます。誰かに気が付いてもらえるためには、やはり普段から、

近所の人と顔の見える関係でいることが後々自分を救ってくれることになると思います。

 

玄関に準備してある荷物をみて、子どもが「私の荷物は?」と聞くので、「パパ、ママの分と一緒に詰めた。」と答えたら、「じいちゃんと一緒に写った写真をもって行かないと」と言ってリュックにいれました。その言葉に私の緊張がほぐれ、大丈夫だという気持ちになりました。

来週の初盆、月末の1周忌の法要では、父に手をあわし、家族の無事を感謝したいと思います。

 

*防災グッズはあくまで個人的感想ですので、実際に準備される際は、専門家の意見を参考にご判断ください。

 

担当 小倉